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【納豆の日】免疫力UPのサポート隊。発酵食品を上手に取り入れよう!
2020.07.10
今日は7月10日。語呂合わせをすれば納豆の日。
今や納豆は私たちの食卓には欠かせないものとなっています。
そんな納豆ですが、納豆は発酵食品だということはご存じでしょうか?
そうなんです。納豆は納豆菌によって発酵された食べ物なのです。食品が発酵すると、うまみが増しておいしくなり、保存性が高まって、しかも体にもよい効果があります。
発酵食品には微生物のはたらきが関わっている!?
「発酵ってよく聞くけど、どういう意味?」
そもそも発酵とはなんなのでしょう?
発酵とは微生物(納豆菌、乳酸菌、麹菌、酵母など)のはたらきによって食物が変化し、私たち人間にとって有益に作用することを言います。発酵は食物のおいしさや栄養価を高めてくれたり、保存性を高めてくれるだけでなく、腸内環境の改善などの、健康効果をもたらしてくれます。反対に、人間にとって有害な場合は腐敗となります。
発酵はひとつの過程
私たちの生活の身近にある食材の中には、「発酵」をひとつの過程としてつくられるものが数多くあります。
みそ、しょうゆ、納豆、漬物、チーズ、ヨーグルト……。
発酵のモトとなるものは、おなじみの乳酸菌や納豆菌、酵母菌といった微生物(いわゆる菌)。
さまざまな微生物が食材に付着して、その食材に含まれる成分を分解し、微生物の栄養としたり、新しい産物をつくり出します。
その過程の中で、健康に役立つ成分がぐ~んと増え、さらにうまみや風味が増して、保存性も高まるということなのです。
ところが食材の種類や、温度などの環境条件によっては、食べられないものに変わってしまうこともあります。
これが「腐敗」です。発酵と腐敗は、紙一重。人間にとって役に立つかどうかの違いといえるのですね。
👉牛乳を例にとってみてみましょう。
牛乳の場合、放置してさらしておくと雑菌などの腐敗のもとになる悪い菌が侵入し腐った状態になります。
もしそれを飲めば、下痢や嘔吐を引き起こして食中毒になる可能性があります。
ところが、悪い菌ではなく、良い菌の乳酸菌が入るとヨーグルトになっていきます。
発酵食品が体に良い理由を挙げてみました!
☑免疫力を高める
体の免疫機能の実に半数以上は腸に集中しています。体に入ってくる病原菌や有害物質などの異物から体を守るために、多くの免疫防御システムが備わっています。したがって腸を元気にすることが、免疫力を高め、体全体の健康を保つ近道になります。発酵食品に含まれる乳酸菌は、糖を分解して乳酸をつくり出す細菌の総称です。腸内を弱酸性に保って悪玉菌を抑え、善玉菌を優勢にしてくれます。
納豆菌にも、腸内で善玉菌を増やす働きがあることがわかっています。
☑体によい成分が増える
食品が発酵すると、栄養素やその機能が、微生物の働きで変化します。たとえば納豆は納豆菌の働きによって、独自の成分・ナットウキナーゼが生まれます。ナットウキナーゼは、血液の流れをよくしたり、血栓を溶かす働きで良く知られています。また、ヨーグルトは、酵素の働きによって、牛乳に比べてカルシウムが体内で吸収しやすい形に変化していくのです。このほかにも、発酵の過程で、微生物は抗生物質や免疫物質を産生したり、アミノ酸やクエン酸、ビタミン類などの成分を合成するため、結果的に食品の栄養価が高められているのです。
☑生活習慣病を防ぐ
発酵の過程でたんぱく質が分解されると、ペプチドという物質が生成されます。ペプチドはたんぱく質とアミノ酸の中間物質で、アミノ酸が数個連なったものなのです。とくに大豆ペプチドは、コレステロール低下や、血圧降下、抗酸化など、生活習慣病の予防にも役立つ、さまざまな生理的機能を持つことがわかっています。
☑保存性が高まる
発酵食品は長期保存できるものが多く、保存食として生み出されたものも少なくありません。
発酵食品に含まれる善玉菌は、腐敗の原因となる悪玉菌の働きを抑える役割や、発酵によって生まれた成分そのものが殺菌作用を持つこともあります。このため、生の状態よりも食品の長期間の保存が可能になり、さらには「熟成」という、うまみが増す効果も期待できます。
👉Point!
実はヤクルトも発酵食品!
ヤクルトに含まれている「乳酸菌 シロタ株」も、良い働きをして人間に有益な作用をもたらしてくれるのです。
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