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【食中毒予防】目に見えないから怖い!悪い菌の襲来【後編】

2020.06.08

梅雨から夏にかけて起こりやすい【食中毒】。

前回の記事では、食中毒の原因になってしまう悪い菌や、
食中毒防止の3原則についてお伝えしました。

食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、
家庭での食事が、思わぬ食中毒を引き起こすこともあります。

 

今回は、厚生労働省のホームページ( https://bit.ly/2Xt3HRC )を参考に、
食品を購入してから食べるまでの過程において、注意することを詳しくご紹介します!

 

ポイント 1:食品の購入

(1)
肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。

(2)
表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。

(3)
購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないように
ビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。

(4)
生鮮食品や冷蔵・冷凍食品の購入は買い物の最後にし、
購入したら寄り道せずまっすぐ持ち帰るようにしましょう。

 

 

ポイント 2:家庭での保存

(1)
冷蔵や冷凍の必要な食品は、
持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。

(2)
冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は7割程度です。

(3)
温度のめやすとしては冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下です。
細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。
しかし、細菌が死ぬわけではありません。早めに使いきるようにしましょう。

(4)
食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。
また、直接床に置いたりしてはいけません。

 

ポイント 3:下準備


はじめに台所チェック!

□ゴミは捨ててありますか?
□タオルやふきんは清潔なものと交換し てありますか?
□せっけんは用意してありますか?
□調理台の上は かたづけて広く使えるようになっていますか?
□(井戸水を使用している家庭の場合)水質は変わりありませんか?

 

 

(2)
下ごしらえの前や、お肉や魚を触った後などには
こまめに手を洗いましょう。

(3)
肉や魚などの汁が、
果物など生で食べる物にかからないようにしましょう。

(4)
生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、
果物や野菜など生で食べる食品や
調理の終わった食品を切ることはやめましょう。
洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。
包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と
別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。

(5)
ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。

(6)
冷凍食品などの解凍は、
なるべく冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
解凍した食品をやっぱり使わないからといって、
冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。
食中毒菌が増殖したりする場合もあります。

(7)
包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、
使った後すぐに、洗剤と流水で良く洗いましょう。
洗った後熱湯をかけたり、煮沸すると消毒効果があります。

 

ポイント 4:調理

(1)
調理を始める前にもう一度、
調理台やタオルが汚れていないか確認しましょう。
大丈夫であれば、手を洗ってから調理を始めます。

(2)
加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
加熱のめやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。下の画像のように語呂合わせで覚えましょう♪


料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。
途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器を使い、調理時間に気を付け、
熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

 

ポイント 5:食事

(1)
食卓に付く前に手を洗いましょう。
清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。

(2)
温かく食べる料理は常に温かく(65℃以上)
冷やして食べる料理は常に冷たく(10℃以下)にしておきましょう。

(3)
調理前の食品や調理後の食品は、
室温に長く放置してはいけません。

 

ポイント 6:その後

(1)
使った食器は、なるべく早めに洗剤と流水で良く洗いましょう。

(2)
残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
浅い容器に小分けして保存するのがおすすめです。
残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。めやすは75℃以上です。
味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
ちょっとでも状態が怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。

 

 


いかがでしたか?
注意する点が沢山あり、一度に全て実践するのは難しいですが、
できるところから少しずつ取り入れてみてくださいね。

最後に、食品の工夫で出来る食中毒対策をご紹介します。

 

食品の工夫で出来る食中毒対策

ワサビやショウガ、ミョウガといった薬味野菜の辛味成分や、
ネギやニンニク、タマネギに含まれる硫化アリルには殺菌作用があります。
また、梅干しや食用酢も高い防腐・殺菌作用を持つため、
料理に意識的に取り入れましょう。

また、有用菌と言われている乳酸菌ビフィズス菌を含むヨーグルトや納豆などの『発酵食品』で、
腸内環境をととのえておくことも食中毒予防につながります。

 

※食品は一例です

 

ヤクルトの『乳酸菌 シロタ株』も、腸内環境をととのえてくれる
力強い存在として注目されています。

ぜひ、みなさまの健康な生活にお役立ていただければ幸いです♪

 

 

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